Lasp舞台写真マガジン
写真で楽しむ舞台芸術の世界

藤井一興  ピアノリサイタル

2018/05/02
 

昨年リスト ピアノソナタのCDを発売したピアニスト藤井一興。 その録音から一年を経て、この春、ふたたび興味深い楽曲構成のリサイタルが東京文化会館で行われました。

Kazuoki Fujii with YAMAHA CFX ©Lasp Inc.

藤井一興ピアノリサイタル

2018年3月22日 東京文化会館 小ホール

 

 

この日のリサイタルは、ルイ14世へのオマージュがモティベーションとなっていました。

プログラムより

ルイ14世は御存知のように太陽王といわれ、ヴェルサイユ宮殿を造り、フランスの文化の礎を築いた方です。フランスではもともと王や貴族が芸術を擁護する文化がありましたが、彼は莫大な国費を投じて劇場やフランス語学校を造り、劇作家のラシーヌやモリエール、詩人のフォンテーヌ、音楽家のリュリなどを支援し、ヴェルサイユ宮殿の内外の貴族や他の国々の大使に「音楽・踊り・詩」を啓蒙しました。

Hands of Kazuoki Fujii ©Lasp Inc.

 

 

 

藤井一興の演奏の “緻密さ” は他に類を見ない。

Hand of kazuoki Fujii ©Lasp Inc.

 

 

その緻密さを分かち合うYAMAHAの名器 CF-X。

YAMAHA CFX ©Lasp Inc.

 

 

YAMAHA CFX ©Lasp Inc.

 

 

 

 

今回のリサイタルにも録音が入り、高価なマイクロフォンが宙を飾りました。

Microphones ©Lasp Inc.

 

 

 

 

 

 

Kazuoki Fujii ©Lasp Inc.

 

 

 

 

 

Kazuoki Fujii with YAMAHA CFX ©Lasp Inc.

 

[プログラム]

藤井一興:宮島の鳥居に波は震える〈世界初演〉 ~チェロとピアノのための~ (チェロ:横坂源)

クープラン:クラヴサン曲集第2巻題6組曲第5番「神秘的な防壁」

クープラン:キタイロンの鐘

ラモー:クラヴサン曲集と運指法 第1番(第2組曲)題5番「鳥のさえずり」

モーツァルト:ピアノソナタK.310
フォーレ:ノクターン第6番 変ニ長調

ドビュッシー:ピアノのために

ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58

(2018年3月22日 東京文化会館 小ホール)

 

 

 

Kazuoki Fujii ©Lasp Inc.

 

藤井一興 KAZUOKI FUJII

ピアノを安川加壽子、井上二葉、辛島輝治、萩原智子、作曲を長谷川良夫、南弘明の各氏に師事。東京藝術大学3年在学中、フランス政府給費留学生として渡仏。パリ・コンセルヴァトワールにて作曲科、ピアノ伴奏科ともに一等賞で卒業。パリ、エコール・ノルマルにてピアノ科を高等演奏家資格第1位で卒業。その間、作曲をオリヴィエ・メシアン、ピアノをイヴォンヌ・ロリオ、マリア・クルチォ、ピアノ伴奏をアンリエット・ピュイグ=ロジェの各氏に師事。 1976年オリヴィエ・メシアン国際コンクール第2位(1位なし)。1979年パ リのブラジル・ピアノ曲コンクール第1位。1980年クロード・カーン国際コンクール第1位。モンツァ“リサ・ サラ・ガロ”国際コンクール第1位。第1回日本国際ピアノコンクール第4位(1位と3位なし)。1981年マリ ア・カナルス国際コンクール第2位(1位なし)、及びスペイン音楽賞。サンジェルマン・アン・レイエ市現代 音楽国際ピアノコンクール第1位。1982年パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクール入賞 第3回グローバル音楽奨励賞。第10回京都音楽賞実践部門賞。レコード・CDではメシアンのラ・フォヴェットゥ・デ・ジャ ルダンやイゴール・マルケヴィッチ作品集、武満徹作品集、ドビュッシーシリーズなどをリリースしている。また、作曲家としても、フランス文化省から委嘱を 受け、その作品が演奏会や国際フェスティバルで演奏・録音され、毎年、自身のリサイタル等で新作を 発表している。その他、世界初のフォーレのピアノ全集の校訂を担当し、1~5巻(全5巻完結)を春秋社より出版している。現在、東邦音楽大学大学院教授、東邦音楽総合芸術研究所教授、桐朋学園大学特任 教授、東京藝術大学講師。