
[クラシック(ピアノ)] 2台のピアノによるピアノコンチェルト “Fascination Concertos!”
イケメンピアニスト2名による、スタンウェイとベーゼンドルファー、2台のピアノによるピアノコンチェルト、Fascination Concertos!

Fascination Concertos ©Lasp Inc.
Fascination Concertos!
2018年4月14日 東京オペラシティ リサイタルホール
ふたりの若手ピアニスト、實川 風 と 務川慧悟による
二台のピアノを並べてのコンサート。
曲目はピアノコンチェルト 2曲というプログラム。
ソロパートをスタンウェイ、オーケストラパートをベーゼンドルファーと、楽器を使い分けて臨む。
上の写真では、手前がスタンウェイ、右側の角ばっているのがベーゼンドルファー。ベーゼンドルファーの中でもとくに特徴的な「インペリアル」というモデルです。
こちらが、「インペリアル」。

Bosendorfer Imperial ©Lasp Inc.
なんと、低音側に、ふつうより多くの鍵盤があります。しかも白くなくて、黒。

Bosendorfer Imperial ©Lasp Inc.
これは、より低い音を弾くためではなく、共鳴を良くするための追加弦です。
実際、低音のヌケが素晴らしい。

Fascination Concertos ©Lasp Inc.

Fascination Concertos ©Lasp Inc.
ベーゼンドルファーとスタンウェイ、2台のピアノが向きあう姿は、実に美しい。

Fascination Concertos ©Lasp Inc.
手前がベーゼンドルファー、向こうがスタンウェイです。

Fascination Concertos ©Lasp Inc.
なお、二台のピアノを並べるとき、ピアノの蓋はステージ奥側(舞台下手側)のピアノのみ用います。
今回の場合はスタンウェイの蓋を残し、ベーゼンドルファーは蓋を外した状態で演奏します。
ふたりのピアニストを紹介します。

實川 風 ©Lasp Inc.
實川 風 Kaoru Jitsukawa
東京藝術大学大学院修了。
2015年 ロン・ティボー・クレスパン国際コンクール(フランス)1位なしの第3位受賞。日本ショパンコンクール第1位受賞。
2016年 カラーリオ国際ピアノコンクール(イタリア)にて第1位受賞。他、優勝・入賞、国際音楽祭への招待など多数。
国内有数のオーケストラとの共演も多数。
現在、グラーツ国立音楽大学ポストグラデュエイト過程に在籍し、マルクス・シルマー氏に師事。

實川 風 ©Lasp Inc.

務川慧悟 ©Lasp Inc.
務川慧悟 Keigo Mukawa
2012年 日本音楽コンクール第1位受賞
2015年 エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第2位受賞
2016年 イル・ド・フランス国際ピアノコンクール(フランス)第2位受賞。コープ・ミュージック・アワード国際コンクール(イタリア)第1位受賞。
2017年 シャネル・ピグマリオン・デイズのアーティストに選出され「ラヴェル ピアノ作品全曲演奏」をテーマに6回のリサイタルを開催。
国内外でのリサイタル、オーケストラとの共演多数。
現在、パリ国立高等音楽院第2課程に在籍。

務川慧悟©Lasp Inc.

Fascination Concertos ©Lasp Inc.

Fascination Concertos ©Lasp Inc.

Fascination Concertos ©Lasp Inc.
[プログラム]
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
(2018年4月14日 東京オペラシティ リサイタルホール)

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